環境講演会 聴講ワンポイントメモ

 スマート社会実現に向けて 

〜電気科学技術講演会(2014.4.24)より〜
メモ ◆スマート社会

 電力をIT技術で制御して、さまざまな自然エネルギー、蓄電池などを導入したスマートハウスの構築をはじめ、
 以下のような様々な取り組みにより、省エネルギーを進める社会の構築が進んでいます。

 ・再生可能エネルギー・・・家庭での太陽光発電増加により電力系統も末端で電圧があがる現象が起きている。
                これを自動的に解消!(実験中)
 ・スマートグリッド・・・・・・・スマートメーター(通信機能をもった電力計。家庭でも電力の「見える化」可能)を
                使って電力の流れを把握し「需要」と「供給」を制御できる仕組み。
 ・デマンドレスポンス・・・・夏の昼間など、電力不足の可能性が生じた時に、利用者が協力して需要(デマンド)を
                抑制する仕組み。
                利用者をまとめて、電力事業者との仲立ちをする人を「アグリゲータ」と呼ぶ。
 ・エコーネットライト・・・・・エアコンなど家庭の電化製品をメーカーに関係なくコントロールできる規格。

http://www.ohmsha.co.jp/information/shourei/2014/kouen_53.htm#lecture

資料はOHM(2014年4月号に掲載)


◆感想
 省エネルギーに向けて、一連の施策が具体的に進みつつあることが分かりました。
 電力系統は単なる配電網ではなく、情報や制度との組み合わせにより、多層化しています。
 「自然エネルギー」と「デマンドレスポンス」(供給側と需要側)をうまく融合させて、無駄なく、災害にも
 しなやかに対応できる電力システムを作っていきたいものです。


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